アシュラム状況その3 おお、アルナーチャラ!
聖火は日没と同時に点火されます。
アシュラムではサマディ・ホール入り口前の通路に場所を作り、点火を待ちます。
ラマナ・マハリシのサマディも特別に荘厳されます。
「心をハートの中に吸収させて、私は肉体である、という思いを取り除き、全ての光である真我を実現することが、宇宙の中心であるアンナマライ(アルナーチャラのタミル名)の上にある光ののろしとしてのダルシャンの意義である」
〜ラマナ・マハリシがアルナーチャラの聖火について書かれた詩より
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サマディ・ホール入り口通路前で点火を待つアシュラム・スタッフ、ゲスト・信奉者達。 中央柱に寄りかかり座っているのが、故・スワミ・ラマナナンダ・サラスワティ(アシュラム先先代会長・・ラマナファミリーの一人で、ラマナ・マハリシの甥) |
点火時刻が迫り参集者も増える・・・・良い場所を確保するのは一苦労(笑) 中央はバガヴァンの「御座所」である。 |
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2004年11月26日午後5時55分、点火直前のアルナーチャラ、天候は雲時々雨。 頂上付近の雲が不思議に一瞬引き始める、さあ果たして点火の瞬間は拝めるか? (この写真は動画よりのキャプチャー画像です) |
午後5時56分、ついに点火!歓声が上がる・・・信奉者の至福の一瞬これに極まれり!
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在世中使われた椅子とお写真によるラマナの「御座所」 こちらにも聖火が灯される。
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特別に荘厳されたラマナ・マハリシのサマディ(お墓) |
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仰ぎ見るアルナーチャラの聖火。約10日ほど燃え続ける。 この写真は2005年12月22日撮影のもの。 期間中の夜のギリプラダクシナは、この聖火を拝しながらの巡礼行である・・・・。 |
「熱く語る〜ラマナ=アルナーチャラへの信愛」より トーク6・A
2019年ディーパム聖火点火(サイト管理人による撮影)
2019年ディーパム点火日の様子(ラマナアシュラム撮影・配信、点火は17:02〜)
現地在住のシュンニャさんによる「ディーパム大祭」寄稿文→
毎月の満月に南インド各地からの大巡礼団が押し寄せてくるようになったのは20数年前辺りからのようです。というのもここの信奉者である「映画関係者」が、「満月の日にアルナーチャラを1周して歩くと幸福が訪れる!」というストーリーの娯楽映画を製作し、その結果として大勢の巡礼さんたちが大挙して押しかけるようになった・・・らしいです(笑)。
しかし視点を変えるとこの事は、「アルナーチャラご自身が更に広く一般大衆に自らの臨在を開示されるために、その映画関係者を道具として使われたのだ!」・・・ということかもしれませんね。
そしてあまり知られていない話ですが、04年12月に発生したスマトラ沖大地震による大津波は南インド沿岸部にも甚大な被害をもたらしましたが、この日は満月でした・・・アルナーチャラに巡礼に来ていたことで命拾いした沿岸部住民は決して少ない数ではないでしょう。