「ラマナ・マハルシとの対話」                

 

 

 

『トークス』遂に完訳なる!(全3巻) 永遠の聖典「ただ真我だけが存在する」

 

 

 

 

翻訳は御馴染み福間巌氏、出版社はナチュラルスピリット。

第1巻3000円・第2巻2500円・第3巻2600円、+消費税

 

原題は「TALKS WITH SRI RAMANA MAHARSHI」

通称 TALKS と呼ばれ、アシュラムにとっても「聖典」扱いされている超1級の資料。

 

1935年から約4年間にわたり(ほぼ毎日・・ではないにしても)、オールドホールでの「ラマナと訪問者との間に交わされた問答」を克明に記録したメモやノート(これらはラマナの検閲を受けている)を基に、編年体で編集されているので内容は多岐に渡る。

従って前後の対話に関連があるとは限らないため読み進めるのは容易ではないが、それらが編集者の意志による「内容のカテゴリー仕分け」がなされていないため、書籍・・・というよりもむしろ生のままに近い膨大な原資料的存在といえる。

数々の書籍や写真集などで「ラマナの言葉」が引用されるときも、「出典はこの本からであるケース」がかなり多い。

絶版となった「南インドの瞑想」(大陸書房刊)の中で「ごく一部」のみ翻訳されたが(監修はおおえまさのり氏)、「完全翻訳版」はこれが初めて。

 

翻訳はおなじみ福間巌氏なのだが、アシュラムの会長さん始め出版部他と協力して、本文中の記録者の記録漏れと見られる箇所や巻末の解説文等を厳正に考証したそうである。

つまり本書は、日本人訳者が個人的見解だけで一人で翻訳したのではなく、ラマナアシュラムと共同で日本語版を制作したと言える。それに加えて、現地に長期定住している日本人数名が全原稿に眼を通して協力した総合作業である

 

何というかこれはもう単に「書物」という以上の、正しく「聖書」というに相応しい重さ・深さ・格調の高さを備えた御神体的な存在?と言っても過言ではないのではないか・・・と感じられる。



各所細部に至るまでの福間さん及び関係者の皆様の真摯なる情熱が感じられる出来栄えである。

 

 

詳細な解説は、解題・「ラマナ・マハルシの対話」を是非ご覧下さい

 

 

 

出版関係者から〜

 

「あらゆる面で、レベルの大変高い仕上がりとなりました。

内容的にヴェーダーンタ哲学の学者にとっても受け入れられ、マハルシを初めて知る方にとっても分かりやすい翻訳となっています。

長期にわたって愛され、読み継がれて行く本になると思います。」

 

 

同時収録文献

 

第3巻では本文のほかに、

『ラマナ・マハルシの生涯』や年表、
「ウパデーシャ・サーラム」・「ウラドゥ・ナールパドゥ」の翻訳文

も収録されています。

『ラマナ・マハルシの生涯』は福間氏によるオリジナルの文章、やはり同氏翻訳による「ラマナ・マハルシの伝記」の要約版という感じです。

「ウパデーシャ・サーラム」は「南インドの瞑想」での大江氏、「ラマナ・マハルシの言葉」での柳田先生に続く3つめの翻訳。

「ウラドゥ・ナールパドゥ」はやはり柳田先生以来2つめの翻訳となります。

 

 

ナチュラルスピリットのホームページでの紹介

 

 

 

 


ラマナアシュラムの Book Depot では、第1巻が550ルピー 第2巻が450ルピー 第3巻が500ルピー で入手可能との事です。

 

 

 

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