「インドのツーリスト・ヴィザ」個人申請のガイダンス その4
申請における全般的な注意事項のあれこれ
☆写真に関する注意事項
添付する写真もかなり細かい(うるさい)規定があり、特に「背景白」でないと受理されない・・日本のお役所で提出する証明写真は「背景ブルー」の場合が多く、セルフ撮影ボックスでも「背景白」可能な機種は少ないので要注意。

因みに東京申請の場合の「写真撮影」は、もし事前に用意できなかった際には大使館最寄り駅の、
1・メトロ九段下駅6番出口 りそな銀行横の「ヒライ商会」さんで撮影してもらう。

2・あるいは九段下駅構内 1番出口に向かうエスカレーター前のセルフ撮影ボックス(このボックスは「背景白」なので申請用に使用できる)。
で撮影する・・のがベスト。

☆申請する時期を適切に設定する
・ノーマル申請のヴィザはいつでも申請可能だが、「発給日から有効期間が起算される」。
つまり発給日と入国日の間にロスが生じるため、長期滞在を予定する場合には間が空きすぎるとその分が損になる(例えば発給日から5ヶ月後に入国した場合、滞在できるのは残り1ヶ月になる)・・のだが、
それを避けるため出発日間近ギリギリで申請すると、今度はミスがあって受理されなかった場合は「かなり慌てる」羽目になる。
・e-ツーリストヴィザは「入国日から有効期間が起算される」が、申請可能なのは「入国予定日の30日前~4日前」までに限定されている・・・ので、入国31日以上前に申請しても受理されません。
・「想像以上に諸般規定にうるさい」ため、ちょっとした不備があると受理されず「やり直し」を要求される。
特に地方在住者が「郵送にて通常申請」する場合は、「パスポートを送付して審査を受けた後(発給される・されないに関わらず)手元に戻ってくる」のに約1週間かかる計算になるため、そこで「不備があって受理されずに戻ってくる」となると丸々1週間をロス(往復の郵送費も・・)することになる。
もし「何度もミス連発で受理されない」場合、出発直前になってもパスポートが手元にない・・という非常事態に陥る可能性もある(不幸な実例は少なくない)・・・ことを念頭に置いて、「十分な時間的余裕」をもって申請する必要がある。
という意味では、自信が無い場合は「業者さんに申請代行を依頼」した方が無難・・・ということにもなる。
☆職業欄の記入について
「無職」の場合だと、窓口にて「前職」について根ほり葉ほり聞かれることがあります。「主婦」や「退職・年金生活者」の場合も同じ。
「僧侶」「ヨーガ教師」の場合は、「観光」なのか「業務」なのかを聞かれ、別に「念書」を書かされる場合があります。
☆大阪申請での注意
どういうわけか昔から「東京よりも大阪はチェックが厳しい(うるさい)」という定評があります・・・東京ではOKだったり「必要なし」の事項が大阪ではダメ・「必要」ということがあるようです(ただしサイト管理人自身は大阪での申請経験が無いので、あくまで「耳にした話」です)。
具体的には下記サイトの「『大阪申請』の場合」という記述を参考にして下さい。↓

☆レギュレーションがころころ変わることに注意
これが一番迷惑な話でして、極端な話「毎年どこかしら違っている」といっても過言ではないくらい(怒)。
・・・なので申請の際には必ず大使館・総領事館のサイトで「最新情報」を確認すること。
東京・インド大使館公式サイト→
大阪・インド総領事館公式サイト→
またネット上で「インドヴィザ申請」と検索すると、旅行代理店や個人のブログなどがかなり沢山ヒットします。
それぞれに「間違っている・情報が古くて訂正されていない」ものが含まれていたりもする・・・ので自分で確かめるしかないし、それもいつひっくり返るかわからない、ということもあるのです。
旅行代理店の記事は商売上「出来るだけ最新の情報」に改訂されていますが、個人が「体験談的に記述した内容」の記事については、「数年前以上」の事柄がそのまま訂正されずに残っている・・ケースも多々ありますので、
必ず「その記事が書かれた日時」を確認する・・ようにして下さい。
このサイトの記事も、サイト管理人自身が「2019年2月15日」時点で申請受理(東京)された際の諸状況をまとめて記載したもの・・・なので、いつかまた「レギュレーション変更」となる可能性は高いです。
☆サイト管理人の過去の失敗例
サイト管理人は2019年のインド渡航が通算28回目となりましたが、このインドヴィザ申請ではあれこれ失敗・難儀したケースもありまして(笑)・・・
・インド渡航が2回目以降になる場合は「前に発給されたヴィザ」情報を記載する必要があるが、このヴィザ番号の冒頭アルファベット2文字をうっかり欠落して記載したため、窓口で却下され「最初からやり直し」。
・写真の背景色がブルーだったため、窓口で却下され撮り直し。
・土日だけでなく祝日も業務は休みとなるのだが、日本の祝日だけでなく「インドの祝日」も休みになる・・・ため、知らずに(調べずに)ピックアップに行ったらたまたまその日に当たっていて門前払いで出直し。
・ある時の申請では「毎年数ヶ月に渡ってインドに渡航している」ことを指摘され(パスポートに毎年分のヴィザが残っているので・・)、「職業欄」が「会社員」になっていることもあって(長年所属している派遣会社・・だから全くの嘘ではないが)、「貴方は本当にツーリストですか?」と疑いをもたれ突っ込まれた・・ことがある。
・また別の時は「職業欄」に「ヨーガ教師」と記入したら、「どこでどんな頻度で教えているか?」の詳細を書けと言われ、「個人セッション」なので定常的なものではないと言う口実で通ったのだが、
「私はヨーガ教授を職業としていますが、今回の渡航はあくまで観光であって、滞在中に業務に関わる一切の行為を慎むことを誓います」
という内容の念書の提出を要求された。
・・・・などなど多数あり。