実務的・実際的な現地でのお役立ち情報・アドバイス
さて準備がすべて整っていざ空港へ!!・・・となるわけですが、思わぬところで手間がかかる事態が待ち構えていたりもします。ということで「事前に知っておくと役に立つ」実務的・実際的な「お役立ち情報」をここで紹介します。
1・日本出発に際して
空港カウンターで「インド出国チケット」の提示が求められる・・ので、すぐ提示出来るように準備しておく。
また同様に「インド入国時」にも同じように提示を求められる場合があるので注意すること。
2・空港でのインドルピーへの外貨両替
インドの空港ではなく、マレーシア他の「乗り継ぎ経由空港」にてインドルピー(タクシー料金と初日の買い物用)を両替入手した方が到着後のあれこれがスムーズにことが運ぶ。ただしレートは良くない。
例えばマレーシア・クアラルンプール空港での場合(他の国でもおそらく事情は同じだろうと思われます)。
日本円や米ドルなど外貨からの直接両替ではなく、「一度マレーシア・リンギに両替してから」再両替という形式になるため、手数料が2度かかる上にレートもかなり悪くなり、金額的にはかなり損ではある。
しかしながらインド到着後に、
時差の関係で頭がぼけている中で荷物を抱えてインド人たちの鋭い眼光に晒されながら、インチキ丸見えの親切ごかしの大きなお世話の勧誘を振り切り、ぼんやりしてるとごまかされかねない両替に神経を使い(両替ブースでトラブルにあった事例は少なくない)・・・云々といった「面倒臭い作業」が確実に一つ減るわけです。
この精神的意義はかなり大きいですから、そのための対価だと思えば決して無駄ではありません(笑・・そもそもインドの空港での両替もレートは悪いし結構手数料を取られる)。
アシュラムに依頼したタクシーの料金は、アシュラム到着時にインドルピーで払う・・事になっているため、どうしてもインド到着時に料金分のインドルピーを入手しておく必要があります。
その作業を乗り換え待ちの時間に、第3国の空港の落ち着いた環境の中で済ませておく・・ということは、とりわけ「初インド」の個人手配旅行者にはおすすめと言えるでしょう。
(「外貨→マレーシア・リンギ→インド・ルピーへ」という作業そのものは、ブースの職員が一括してやってくれるので特に面倒ではない。)
3・インド入国に際して
「イミグレーション・カード・・disembarkation card(入国カード)」の提出が必須なので、到着時点で忘れずに入手すること。
以前は登場している飛行機の中で客室乗務員が配りに来ましたが、最近では到着してから飛行機を降りて直ぐの通路上にデスクを設けて配るケースが多いようです(大概はの場合、一見して「非インド人」であることが明瞭な外国人には、向こうから注意喚起して渡してくれる)。
このカードをうっかり貰い忘れると、イミグレで入国管理のオフィサーに咎められひと悶着することになり、案件を処理するのにかなり時間がかかって疲弊してしまう・・ので要注意です。
記載例などは各ガイドブックを参照されたし。
また前述したように、「インド出国用」エアチケットの提示を求められる場合がありますので落ち着いて対応すること。
4・現地ティルヴァンナマライでの外貨両替事情
アシュラムへのドネーションは外貨でもOKですが、タクシー代金と現地での買い物にはインドルピーが必要・・ただしアシュラムでは外貨両替はできません。
ATMも24時間稼働していますが、その信頼度はあくまでもインド的であれこれのトラブルもちょくちょくある(笑)・・・ので、ある程度の現金を用意した方が無難です。
周辺のツーリスト・エージェントで両替するのが一番スムーズだし、レートも悪くない(銀行はかなり面倒かつ時間がかかり不便である)。
米ドル現金ならどこの店でも即座に両替してくれるが、日本円の両替は殆ど扱ってないかかなり嫌がられる・・唯一「シャンティ・カフェ」のみスムーズに対応してくれるのでお勧め。
「シャンティ・カフェ」はアシュラム東隣の「アグニ・リンガム」の近くにあります→
もっとも「短期滞在」の場合ならば、前述したように「乗り換え待ち」の間に100米ドルを両替すれば、往路のタクシー料金と滞在中の日常用品の買い物分に充てるには十分な金額のインドルピーを入手できますので、現地では帰りのタクシー料金とあれこれのお土産代金分を両替する・・感じになるでしょう。
5・Wi-Fi環境について
現状ではアシュラム敷地内はゲストルームも含めてWi-Fi環境は設定されていません。
スマホ・タブレット・ノートPCなどの持ち込み端末でネットに接続したい場合は、自前でモデムやシムカードなどを準備するか、周辺のWi-Fi環境があるカフェなどに出向き利用する(料金は大体1時間30ルピー前後、ネカフェなら店のパソコン自体を同料金で使用できる)。
外部の民間ホテルやゲストハウスに宿泊する場合は、現在では「フリーWi-Fi」を掲げている宿が増えてきた・・ので事前に確認すること。
しかしながら短期間の滞在であれば、家族などへの最低限の連絡だけにとどめてて、この機会に「完全ネット絶ち」の実施を大いに推奨します。
日常的に馴染んでしまっている「ネット情報」との関わり(それは「私」が機能する社会環境でもありますから)を絶つことにより、アルナーチャラの静謐をよりリアルに感得し、瞑想の質が深まることに大いに効果があります。
6・事前にコピーしておいた方が良いもの
アシュラム以外のホテルやゲストハウスに宿泊する場合やチェンナイで宿泊する際には、タミルナドゥ州法の規定により「パスポート」のコピー、場合によっては「インドヴィザ」コピーや「顔写真」の提出を求められるので、事前に用意した方が便利です。
(日本の生活でのように「ちょっと近くのコンビニでコピーを取る」ことが簡単に出来る環境ではありません。)