図書館 RAMANA GRANTHALAYA                       

 

 

アシュラムの図書館です。長らく機能していた「旧図書館」に代わって食堂裏手側の敷地に建てられ2012年2月完成、同年8月15日にオープンしました。かなり斬新なデザインの素敵な建物です。

蔵書量は3万冊以上、バガヴァン関連の書籍はもちろん全てあるので、「本屋さん」で購入する前に調べることも出来ます。

インド各地主要言語と英語のものが大半ですが、世俗の分野の書籍や雑誌・新聞・子供向けの本などもあります。

ごく僅かながら日本語書籍もあり、これまで日本で翻訳出版されたラマナ関係書籍は絶版のものを含め全て揃っています。また「日本ラマナ協会の会報」は一般書籍では得られない様々な情報の宝庫ですから、初めての方にはお薦めします。

営業時間は午前8時半から11時までと午後2時から5時まで、旧図書館時代は水曜閉館でしたが新図書館では休みの日はありません。

 

貸し出しはアシュラムゲスト限定ですが閲覧は誰でも自由に出来ます。

 

 

旧図書館はアシュラム本体敷地外にありましたが、

新図書館は本体敷地内の新食堂の裏手側に建築されました。

サマディホール前の通路をそのまま真っ直ぐ進み、

厨房出口の横を通り抜けた突き当たりになります。

図書館全景。円形2層の建物で1階はホールになっています。

蔵書は全て2階にあります。現状1階ホールは普段は施錠されているので、

建物正面向かって左手側のスロープを登って図書館入り口に向かう事になります。

1階ホール正面入り口。ドアの手前左右のスペースには

池としての設備があり、今後水を張って錦鯉?などを放すらしい・・・。

1階ホール全景。ガラス越し撮影の為、風景が写りこんでしまいました。

ラマナに奉納する歌や踊りなどの各種イベントがここで上演されたりします。

 

1階ホール入り口側。中央が吹き抜け構造

2階が図書館

1階ホール奥側。

ヒンドゥの神様(どなたかしらん?)が安置されている。

中央吹き抜け部、天井ドームの明り取り

なかなか不思議な、SFチックな眺め。

ドームからぶら下がっているのはモニターカメラ、

これは最近アシュラム各ホール内に複数設置され

オフィスで様子を監視している模様(笑)

建物左側にある螺旋形スロープ入り口。

これをぐるっと登って図書館に入ります。

スロープの段の作り方が普通の階段と違って

逆向きのうろこ状?なのがお分かりになるでしょうか?

スロープ途中にある1階ホールへの出入り口(サブ)。

奥に内階段が見える。

スロープ上から下を見た景色。

段差の付き方にご注目、ちょっと???

ですが、下る時に足元が滑り難いので

高齢者が多い信奉者に配慮した設計。

図書館入り口受付カウンター

借り出しの際はここで手続きします。

入り口を内側から見たところ。

肝心の入り口外側の写真は撮り忘れた(笑)

入り口に入ってすぐ右手側にあるかばん置き場。

要するに「万引き防止」策、インドではスーパーマーケットなどでも

入り口でかばんを預ける事が多い。

預けさせて置きながら「自己責任」というのがインド的不合理。

というわけで「老眼鏡」とか筆記用具などは別にしておかないと

書架に行ってから非常に困ったりする(笑)

ずらりと円周上に設置された書架群

途中で自分のいる位置が解らなくなる(笑)

書架がスカスカだったりしますが、旧図書館時代に比べて

蔵書量が同じなのに書架のキャパシテイが増大した結果ですね。

今後蔵書量も漸次増大していく事でしょう。

書籍だけでなく、世俗の雑誌や新聞などもあり。

閲覧スペース

カフェでも営業してくれないかな?・・・

と思いたくなるほど快適な読書空間です。

閲覧スペース

外側のガラスも大型なので

景色も良く見え開放的な印象

 ただし空調設備は無し、天井に御馴染みの「お化け扇風機」がぶん回っています。

 2階内側の窓から下のホールを見下ろした図

 2階からの風景・・・こちらは牧場裏手側

 日本語書籍の蔵書その1。

これまでに出版された全10冊が揃っています。

特に現在絶版の「南インドの瞑想」・「ラマナ・マハルシの言葉」・「沈黙の聖者」

はかなり貴重な資料といえるでしょう。

 日本語書籍の蔵書その2。

黒いファイルは日本ラマナ協会の会報誌「アルナーチャラ」のストック。

特に初期〜2004年までの号には故・柳田先生の書かれた文章が多いです。

2016年に上記ストックは新たに装丁を施され、大変閲覧しやすくなりました

 「日本ヨーガ道禅友会」の機関紙「道友」創刊号。(第2号もあります)

故・佐保田博士による「ラマナ・マハリシを紹介する文章」が

巻頭に掲載されています。

73年というのは日本でラマナが紹介された最も早い時期でしょう。

 こちらは「アジア各国の言語」コーナー

福間巌氏のラマナ関係以外の翻訳本の他に

崎山綾子氏翻訳・私家出版(限定500部)のプンジャシ゛との対話集

「真理のみ」もここに1冊保管されています。



「真理のみ」ウェブ公開版はこちら→