「アマチ」語録より
質問者
「では何故バクティの道の重要性を説くのですか」
アマチ
「バクティ・ヨーガではごく初期から至福の報を味わうことが出来ますが、他の道では最後にしか、それを得ることができないからです。神に対する愛は進歩を早めてゴールに早く着くように私たちを助けてくれる帆のようなものです」
☆ある時、シュリ・ラマナ・アシュラムからアマチのところへ来た修行者が言った。
「献身はまったく知的要素が欠けています。シュリ・ラマナはジニャーナ・マールガを帰依者に勧めました。そのほうがずっと理性的で優れていると思います。」
アマチは微笑みながらこう答えた。
「シュリ・ラマナのすべての本を読みましたか。その中にはバクティに満ちたものがたくさんあるはずです。事実、彼は主アルナーチャラに対する献身の化身でした。その名前を呼ぶだけで彼の目には深い愛による涙が浮かんだものです。
バクティとはあなたが思っているような単に知的弱さのしるしではありません。それは人間が達成できるもっとも偉大な業績です。すべての存在の中に平等に神を見出すことであり、無我の純粋な愛です」
シュリ・ラマナアシュラムに戻ったその修行者は、そこでシュリ・ラマナの献身に関する文献を見つけた。アマチの言葉を回想した彼の目に涙が溢れた。